怪我、病気 のバックアップ(No.4)

 
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怪我、病気の目次

始めに

ウェイトトレーニングは正しくやっていても怪我をするおそれがあります。また、栄養の過剰摂取、欠乏による病気も起こしやすいです。違和感を感じたらすぐに病院に行くべきです。すぐに行かないと入院したり、大きな手術をしなくてはならなかったり、透析等の治療をうけ続けなければならない事があります。素人判断は危険ですが、起こりやすい怪我、病気をここに書いておきます。繰り返しますがすぐに病院に行く事を進めます。

怪我

多くの場合は整形外科、スポーツ医科学の診療をやっている病院に行くと正しい治療をしてくれると思います。

手首

腱鞘炎

肘関節

尺骨神経剥離

胸郭出口症候群

ベンチプレス、ダンベルフライなどで腕を後ろに引いて胸郭を拡大した時に腕が痺れるなら胸郭出口症候群の可能性があります。鎖骨と肋骨の間、小胸筋などの間を通る腕の神経が挟まれて腕が痺れる疾患です。仰向けでベンチに寝てダンベルを持たないでダンベルフライの姿勢で最大に胸を張った姿勢、そば屋の出前持ちの姿勢で腕を後ろに引いた姿勢などを1〜3分ぐらい行って腕が痺れてくるようなら胸郭出口症候群の疑いがあります。

膝関節

筋断裂

筋挫傷

靱帯損傷

腰痛

アキレス腱断裂

座って膝に負荷をかけるタイプのカーフレイズマシンを高重量でやっていてアキレス腱断裂を起こした例を以下の日記で。

原因

カーフレイズマシンの全重量が左足にかかってバリバリバリって感じで筋肉が裂けた。んで腫れ上がってしまって全く気がつかなかったのだが腫れが引いてみたら腱があの通りになってた。ストレッチ系の種目にあまり重量かけるのはご法度だってよくわかった。

足の経過 2005,10,4

痛みはとれてきたがまともに歩けない
くるぶしの反対側の部分がソフトボール大に腫れ上がったままだ
腱が潰れてしまってるのかキレてしまってるのかわからないが
つま先で立つ事が出来ない 走る事は絶対的に無理
整形外科で診てもらった方がいいだろうけどなぁ・・
時間ないし医者嫌いはどうにもならんな
t

無題 2005,10,10

腫れが引いたらアキレス腱部位が不自然に陥没してる事に気づいた。
これはアキレス腱の断裂かもしれないと思い
いろんなサイト見てみたが疑いようがない感じ
t 

接骨医へ 2005,10,14

アキレス腱が断裂しているのではないか?って事はうすうすわかっていたにしても
アキレス腱など切れたら普通歩けないだろうと言う憶測があったため処置が遅れた。

近所の某整形外科を選ぶ ここは初めてだった。 案の定中は混雑していた。
チキンハートなので出来たら麻酔もせず切開もせず保存療法でなんとかして
欲しいわけである。小さい整形外科だったら入院施設もないし
処置も大袈裟にはならんだろうと言う安直な発想である。

予想通りあっちこっちでいろんな検査ののちようやっと医師の前へ
週末金曜日 研修かなんかだと思われる若い人達が先生一人の前に6、7人
名札を見ると医療専門学校生やら看護婦である みんなが俺の診療を
見学してる変な状況よく見たらその中に同じスポーツクラブの会員さんもいた。
医「今日はどうしました?」
私「アキレス腱を断裂したみたいで。。。」
医「なんでわかるの?」
わかるんならなぜ来たの?と言わんばかりの対応ののちしばし沈黙。。。。

。。。「あたりです」(ニヤリ)

心のどこかで「単なる捻挫ですね」と言われたかったわけだが 
これはまるで拳銃で打ち抜かれたぐらいのショックを受けた。泣きたい気分になる。

医「ええっと・・・ でどうする?」
私「ギブスで固定して治らないですかね」
医「う〜ん いつごろやったのコレ」
私「(地元のスポクラ名)で・・・」くどくどとこうなったいきさつを話す。
 
医 「もうね・・完全に切れてる。完全断裂ってやつだね 怪我した後なら
ギブスだけの保存療法でくっつく事もあるが ここまで放置してしまうと
傷断面が離れてしまってるしくっつく確立はほとんどないよ 時間が経ちすぎてる。」
私 「(言葉が出ない)」
医「紹介状書くけど ▽▽病院と○○病院どっちがいい?」
私「じゃ○○病院で」かなりの失意ゆえ適当に答えてしまった
麻酔 執刀 入院 手術 無縁だった言葉が次々に出てくる だんだん気が重くなる。

その後は研修中の学生さんの検体と化す アキレス腱断裂の患者が珍しいんだろな
医師はその人達に向かって「ほらここが切れてるでしょ うんたらこうたら・・・」
やたら触られ物珍しがられ・・・ しかしもう好きにしてくれという感じだ。

医「第三土曜日はやってねぇかもしれないんだよなぁ・・まぁ頃合を見て行ってね」
▽▽病院にすれば良かった。。。。
t 

○○病院へ 2005,10,17

結局金曜日の夜からほとんど眠れずイライラしたり泣きたい気分になったり
鬱っぽくなったり叫びたい気分になったりの繰り返しで月曜日の朝になった。
心臓をバクバク言わせつつ名前を呼ばれるのを待つ 診察室に呼ばれるなり
医「あ〜 これはもう地面につかない方がいいな」といわれる。

そして車椅子を用意される。レントゲンをとってくる様に言われる。
車椅子に乗る事さえ初体験であった。ストッパーがついてる事を初めて知った。 
レントゲンを撮ってもう一度同じ医師のところへ・・・

医 「なんでここまで放っておいたんですか・・・」かなり呆れ顔
私 「すみません」 前回と同じ様に事情をくどくど話す。
なんかもう放心状態で「はい・いいえ」しか受け答えぐらいしか出来なくなってる。

医 「これは手術しないともう無理です。腱が離れすぎてるから普通に腱どうしを
   引っ張って縫う方法はとれないと思います。 そうなると内側の腱を切って
   橋を作って結ぶしかない そうなると手術は3,4時間はかかるでしょうし
   歩けるようになるには4ヶ月程度はかかる リハビリも入れたら半年は・・・」
私  「(言葉が出ないっつうか 完全に血の気が引いてた気がする)」
医  「まぁ保存療法でも治らない事はないですが しかし10週固定しても
   くっつく確率は10%程度しかありませんよ・・」

    医師ってのは結局すべての可能性を説明する義務があるんだな・・と悟る。

医  「そんな感じなんだけど どうしますか?」
私  「(搾り出す様な声で)じゃ保存療法で」 つまらん悪あがき・・・
医  「ですからくっつく確立は10%ぐらいしかないから・・・(もう覚えてない)」
私  「・・・・・・じゃ手術でお願いします。」何もかもが終わった様な気分

医  「じゃ再度レントゲンで尿検査で血液検査で心電図で・・」車椅子大活躍
看護婦「元気をだしてくださいね」 そんな風に俺が言われて車椅子の後ろを
押してる人間がいる事が不思議に思えたりもした。
 
いろいろやったあと仮ギブスを巻かれる。ギブスってのは石膏に足なり腕なりを
突っ込む物だと思っていたのだが 実は包帯だったのね・・・何十にも巻いて
熱を加えると糊が解けるのか知らんが立派なギブスが出来た。

いろんな書類を用意される 手術するって事はこういう事なんだなと自覚する。
次回は木曜日 手術の同意書が必要らしく 親権者といっしょに来る様に言われる。

手続きが忙しい。。。 2005,10,20

いろいろ説明を受け24日午前中入院 午後から手術と言う事になった。

ギブスなどはめているともう何も出来ないと悟る。
手術と言う言葉に怯え 酒どころか珈琲さえ飲まない日々
パソコンを立ち上げる気力さえない

いよいよ手術の日 2005,10,24

前日はほとんど寝ていない上に飯は昨夜の18時水は21時で止められていた
それでもあまり空腹感もなければ水分が欲しいとも思わなかった。
手術中胃の中に物が入っていると吐しゃ物で喉が詰まって窒息する可能性があるらしい

朝ちょっと検査してもらったあと看護士を待つ

「お迎えにあがりました」太った看護師(♂)の声 
もう少しほかにマシ言い回しはないものか・・あの世に行く様な気分で病室へ向かう。

他の患者さんに会釈して病室に入りベッドに案内される 物珍しいものばかりである
同じ病室の患者さんに挨拶をして自分のベットで横になる。
「1時10分から手術を開始します」そんな看護婦の声が聞こえ少し緊張する。
あと3時間 左腕に点滴を打たれる こうなるとまな板の鯉 どうする事も出来ない
病院で点滴刺したまま歩いてる人とかいるが 針が刺さってる状態で動く度胸すらない
初入院 初点滴 そしてもうすぐ初手術が始まる。

時間が来てベッドのまま手術室に運ばれる なんか大袈裟すぎて少し恥ずかしい
「頑張ってこいよ〜」同じ病室のじぃさんの声 Vサインで答える。
天井が流れる 許可なしでは開かないであろう屈強そうな自動ドアが
いくつも開いては閉まる。 もう何も考えられない様な気がした。
7人程度の人間に囲まれている みんなが一気に話しかけてくる。
あまり意味のある様な事を言ってないが あれは要するに意識を遠のかせない様に
いろいろ話しかけてるんだろうな そういう病態でもないが受け答えをしてるうちに
「酸素(?)でーす」と言われマスクをあてがれる。
無味無臭な空気を吸いながらあわただしい状況を確認 まさにテレビで見る手術室で
ある。まるで飛行機ののコクピットの如くいろんな声のいろんな報告が聞こえる。
「もう少し深く深呼吸してくださーい」そう即される 深呼吸すると
胸が詰まった気がしてそのまま意識を失う。全身麻酔ってこういうもんだったんだな

起きた時は3時間半が経過していた。手術中は全く意識がなかったが終わった時 
運ばれてる自分はおぼろげながら覚えている。
病室に帰り酸素マスクをあてられ何十分経ったかわからないが目が覚める。
夕方だった様な気がする。あまり麻酔の影響は感じなかったが点滴やら酸素マスクで
防備されていると動きたくても動けない 夜には身体も意識も自体はほぼ元に戻っていた気がする。
夜もふけたので付き添ってくれた○○さんには帰ってもらい長い夜が来た事を痛感する。
酸素マスクのうっとおしさや点滴もだが尿管の異物感がすごく嫌だった。
それでも寝不足だった事や手術が終わった安心感で数時間は眠れた様な気もした。

翌日 2005,10,25

ろくに眠れないまま朝を迎えた。酸素マスクがうざったすぎてろくに眠れなかった。
あれだけの手術だったわけで腕には点滴、顔には酸素マスク、股間には尿管、
左足は膝まで固定され高い位置に固定って感じであっちもこっちも
どこかに繋がってるタコ足配線状態なのでどうにも身動きがとれない
そんな感じなので朝食など出るとも思わなかったが 普通に朝食が出た。

看護婦さんを呼んで尿管を抜いてもらう。
「ウゴグゲッ!ガガガアーガガッ!!!!!」と絶叫 腰が抜けるほど痛かった。 
入院や手術する事があっても 尿道に管を通す事だけは勘弁してもらおうと心に誓う。

夜になって看護婦から伝言 スポクラからだった。
折り返し電話して欲しいと言うが仮ギブスの上に携帯も圏外 
公衆電話は確か1階にあったがエレベーターに乗るのが怖い
(後で気づいたが病棟にもあった)
点滴やら検温やらで2日目も暮れた 今夜はまともに眠れるだろうか

3日目 2005,10,26

7:50 検温
8:00 朝食
10:30点滴
12:00昼食
12:30ギブスを巻きなおしに整形外科外来へ
15:00検温
15:30点滴待ち(だがこない)
16:30リハビリ担当と点滴担当が同時に来て 結局リハビリに
   松葉杖を使った階段の昇降練習
17:00点滴
18:00夕飯
21:00消灯

微熱があり疲労が抜けないので○さんにスポーツクラブに行ってもらう。
怪我がある程度回復したら事情を説明しに来て欲しいとの事
何ヶ月先になるのだろうか ホントさっさと異常に気づいて処置出来ていればと後悔
「自分の様なベテランが何やってんだろなぁ。。」と言う後悔も先に立つ
ベテランゆえの気恥ずかしさ 何をどうしたら怪我に繋がるかぐらいわかってたはず

退院をどうするか・・と言う話になった。早期の退院を希望していた
「何も(異常が)なければ土曜日ぐらいには退院しても良いですよ」と言う事になった
要は家に帰って普通に生活出来るなら退院しても良いって事なのだろうが
さすがに膝上までギブスだとそこそこ体力と気力がないと立つ事すら難しい事を実感

四日目 2005,10,27

さすがに四日目にもなるとあまりする事もない ギブスも屈強なのがついたし
その足はともかく身体は元気なので 退屈感ばかりが支配し始める
する事もないので本ばかり読んでいた。さすがに飽きてきたってのが本音だ。

六日目  退院 2005,10,29

ある程度の大物は昨日のうちに運んでもらったのであまり荷物もない
朝食はあったがさすがに今日は検温もなければ点滴もない

看護婦詰所で腕に巻いた名札の様な物を切ってもらう なんともすがすがしい気分だ。
○○先生がいたので挨拶をする。笑顔で「くれぐれも曲げない様にね」と言われる。
まるでどこかの学校を卒業する様な気分である。

家に直帰するのももったいない気がしたので 最近出来たラーメン屋に行った。
ラーメンはうまかったがやはり院内でもなければ車椅子や松葉杖は不便な物だと知る。

まぁいずれにせよ今夜からはぐっすりと眠れそうである。

病気

風邪

筋トレ後は代謝が高くなっているためついつい薄着をし、体を冷やして風邪を引きがちです。しかし、筋トレ後は免疫系が正常に働かないため、ウィルスに対する抵抗力が落ちています。体をあまり冷やさない、トレ後にグルタミン等の体力回復系のアミノ酸を摂取する事で風邪を予防する事ができます。また、ジムで咳き込んでる人には近づかない、トレーナーに頼んで退出してもらいましょう。

頭痛

頭痛は原因を探るのが難しいためこれと言った事は言えませんが、トレーニーの場合は筋トレ中に血圧が高くなり毛細血管が切れて起こる事があります。ポジティブの動作の時は息を吐く事によって血圧の上昇を防ぐ事ができます。呼吸法をちゃんと覚えてから本格的なトレーニングをしましょう。

痛風

痛風は風が吹いても痛いというぐらい酷い痛みを持つ病気です。主に足の指におこり、それ以外にも肘関節、手首、指の関節、膝関節、くるぶし、かかと、足の甲などに強い痛みが出ます。以前は男性の中高年の人に多かったですが、最近は若い人や女性にも増えてきました。

痛風の原因は尿酸が体の中に過剰に増える事により普段は液体に溶けていた尿酸が結晶化して針状になり体を刺激する事から起こります。尿酸のはプリン体と言う物質が分解されてできます。プリン体は細胞の中にある核酸の成分の一つです。プリン体は食事に含まれているだけでなく、新陳代謝でも産生されるます。そして肝臓で代謝されて尿酸となり、腎臓で老廃物となり排泄されます。しかしながら尿酸の生成が過剰だったり排泄がうまくいかなかったりすると体内に溜まってきます。

トレーニーは筋肉を破壊してることと、動物性タンパク質を多量に摂取してるためそれだけ尿酸の生成が多くなります。痛風を予防するためには摂取エネルギーを制限する、プリン体の多い食品を減らす、アルコールの制限、水分を十分に摂るなどが上げられます。

糖尿病

糖尿病はインスリンの分泌が少なくなる、またはインスリンの効き方が弱くなり、血液中のブドウ糖を細胞に送り込む事ができなくなることにより尿中に糖が出てしまう病気です。これによりブドウ糖を正しくエネルギーとして使えなくなるだけでなく、蛋白質や脂質の代謝までおかしくなります。

糖尿病には2つのタイプがあります。1型糖尿病は小児や若い人に多く、ウイルスの感染などによりインスリンを作り分泌する膵臓のランゲルハンス島が破壊され、インスリンを全く分泌することができなくなり糖尿病になります。2型糖尿病は中高年に多く、日本人の糖尿病のほとんどをしめ、インスリンの分泌量が低下しやすく糖尿病になりやすい体質を持っている人に、食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレス、加齢などのインスリンの作用を妨害するような引き金が加わって発症します。 トレーニーがなる糖尿病は2型だと思われます。

糖尿病の合併症は、網膜症、腎症、神経障害、脳卒中・心筋梗塞などをおこす動脈硬化などがあります。合併症が進行すると網膜症による視力障害・失明、腎症によるむくみ・尿毒症、神経障害による手足のシビレ・便秘・下痢・インポテンスなどがあらわれます。糖尿病になってから5−6年で神経障害が、7−10年で網膜症が、15年程度で腎症が出現します。

糖尿病を予防するためには、食べ過ぎない、肥満にならない、有酸素運動をするなどがあります。糖のとりすぎはあまり関係なく、摂取カロリーが重要です。リフターを目指す人にとっては難しいというか、なるべくしてなりそうな病気です。

肝臓病

腎臓病


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